Unityな日々(Unity Geek)

Unityで可視化アプリを開発するための試行錯誤の覚書

iOSアプリの作成手順

UnityからiOSアプリを書き出す手順についてのメモ。

iOSアプリ開発の前提として、App IDやプロビジョニングファイルといった情報を取得・設定しておく必要がある。これらについては次の記事を参考に。

macdays.hatenablog.com

シミュレータで動かす場合

Unityでの作業

1. アプリ用のシーンを作成。

今回UIとして用いるCanvas

  • RenderMode: Screen Space - Overlay
  • Reference Resolution: 1136 x 640
  • Screen Match Mode: Expand

とし、GameViewのアスペクト比は16:9に設定。

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これらはiPhone5sの横モードに対応。

2. Build Settings

iOSを選択。「Player Settings..」をクリック。

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PlayerSettings共通

Campany Name Product Name を設定。

Icon画像は別途デバイスごとに設定するが、想定外のデバイスのためにDefault Iconも設定しておくとよい。

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Resolution and Presentationタブ
  • Default Orientation: Landscape Left (横長モード)
    f:id:yasuda0404:20150722093617p:plain
Iconタブ

各アイコン画像を登録

Splash Imageタブ

各デバイス用のSplashイメージを登録。各デバイスの画面解像度は、iOS - iPhone/iPad解像度(画面サイズ)早見表 - Qiita などを参考に。

Other Settingsタブ

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3. ビルド

Build Settings...ウィンドウでビルドする(現在のシーンを登録するのを忘れないよう)。
Xcodeのプロジェクトファイルができる。
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Xcodeでの作業

上で作ったxcodeprojファイルをクリックしてXCodeを起動。

シミュレータでの確認

  • トップメニューの再生・停止ボタンの右横にあるシミュレータ選択プルダウンで、適当なデバイスを選ぶ。
    f:id:yasuda0404:20150722101056p:plain

  • 再生ボタンをおしてシミュレータを起動。 iOSの画面が表示される。 f:id:yasuda0404:20150722101325p:plain

※シミュレータ起動時、デバッグプロセスの制御の確認画面が出た場合は、マシンのパスワードを入力し続行する。 f:id:yasuda0404:20150722101258p:plain

  • 必要に応じてデバイスを変更し、シミュレータでの確認をおこなう。

デバイスの変更はiOSシミュレータのトップメニュー、Hardware-Device-... でも行える。
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実機デバイスで動かす場合

Unityでの作業

UnityのPlayer Settings...のiOSタブで、SDK Versionを'DeviceSDK'にしてビルドする。   f:id:yasuda0404:20150722111932p:plain

Xcodeでの作業

Provisioning Fileの設定

ビルドしたxcodeprojを開く。トップバーに’iOS Device'と表示されているはず。
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サイドメニューで該当するプロジェクトを選択し、Build Settingsタブをクリック。スクロールして'Code Signing'をみつける。この項目の、

  • Code Signing Identity を iOS Developerにする
  • Provisioning Profile を Automaticにする

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実機デバイスの起動

iPhone/iPadをUSBでつなぐと、デバイス名が表示される。
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初めてのデバイスの場合は、Symbol Filesをデバイスにコピーするためしばらく時間がかかる。

終了後、XCodeの再生ボタンを押すとiOSデバイス上でアプリが起動する。

参考:

iOS開発ガイド-アプリケーションのビルドと実行

techacademy.jp